アジアユースリーダーズ2019(3)


 プログラムの6日目は、グループによる提言の作成と翌日のプレゼンテーションの準備に丸一日を費やしました。これまで自分が学習してきたこと、またこのプログラムで学んだことを活用して、ベトナムの食の問題を取り上げ、それに対する解決策を提案するというのがゴールです。朝8時から夜の10時近くまで、食事以外は、各グループでのディスカッション、プレゼンテーションの準備を行います。そうなると、各国の特徴やまたそれを超える個人の個性がそれぞれ出てきて、ディスカッションも中々スムーズには進みませんでしたが、何とか、どのグループも期限までに提言を提出することが出来ました。あとは、それぞれ役割分担をして、パワーポイントのスライドを仕上げたり、プレゼンテーションの練習をしたり、その合間を縫って、最終日のパーティで披露する各国でのパフォーマンスの練習もあったり、10時を過ぎてもとにかく忙しい一日でした。
グループ活動

グループ活動


おた芸の練習中

ソーランの練習中


 そしてその日はやってきました。朝から10のグループがプレゼンテーションを順番に行います。グループ活動中も積極的に取り組んでいましたが、発表でもスピーカーとして自分の持てる力をいかんなく発揮していました。


プレゼン中


発表の待機中


 

アジアユースリーダーズ2019(2)


 3日目と4日目は、午前が講義で、午後が施設訪問というスケジュールでした。3日目の講義は、ベトナムの食品企業、省庁からのゲストスピーカーを迎え、ベトナムの食の特徴と健康、栄養の問題点についてのレクチャーを聞き、理解を深めました。施設訪問では、ベトナム味の素社を見学し、グローバル食品企業として、いかに味の素の企業活動が現地に根付いているかだけでなく、同時に行っている給食導入支援などに代表される食育的な取り組みについても学習しました。4日目の講義は、大学、省庁からのゲストスピーカーによる主に食の安全についての講義を聞きました。午後にはベトナム農業大学を訪問し、その取り組みと一部の施設を見学しました。1日目からあっという間に仲良くなったそれぞれのグループでしたが、これらの活動を通して、更に絆を深めることができました。
 
レクチャー
味の素にて










養蜂場にて(農業大学)
スピルリナの説明(農業大学)











 5日目はロンビエンイオンモールにて、準備した食についてのインタビューやアンケート調査を行いました。英語で行えないことも多く、苦労もありましたが、ベトナム人メンバーの協力のもと、あらかじめ用意したベトナム語のアンケート用紙やグーグルフォームを活用するなど工夫して、なんとかやり遂げました。明日からは、いよいよ提言の作成、プレゼンテーション準備に入ります。各グループの力が試されます。
インタビュー中




ベトナム語のアンケート






アジアユースリーダーズ2019(1)


 アジア9カ国、100名以上の高校生が集い、アジアの食の問題について講義や施設見学を通して学習し、ディスカッションを行い、提言を作成し、プレゼンテーションを行う、「アジアユースリーダーズ2019」が17日から始まりました。今回は、参加国の1つで、第1回目の開催国でもあるベトナムのハノイで行われています。
 1日目は羽田に集合して、ハノイへの移動で終了しました。長旅と2時間の時差にホテル到着後は眠そうでしたが、皆元気です。
羽田にて

 二日目からはいよいよ活動の開始です。
まずは、9カ国の高校生から構成されたグループに分かれて、持参したお手製の名刺で自己紹介をし、その後、グループのリーダー、サブリーダーを決定しました。どの国の生徒もとても積極的に発言します。午後には最初のレクチャーを受講して、いよいよ始まるのだと気合も入ります。そして、夕方には、ウェルカムパーティが開かれました。今年は多くの参加国から、駐ベトナム大使が来賓として来られ、駐ベトナム梅田大使ともお話しすることができました。また、グループ以外の高校生たちとの交流も進みました。話が盛り上がる中、時間はあっという間に過ぎ、ホスト国ベトナムの生徒による歓迎のパフォーマンスで、パーティはお開きになりました。三日目からは、レクチャーに加えて、施設見学も始まります。
レクチャーの様子

ベトナムチームのパフォーマンスの一部
全員での記念撮影待機中



KG College Program by Mr. Murata


高大連携の「総合政策トピックスA」
        
  
                                                                                                                       SIS 社会科  齊藤芙美先生


夏休み真っただ中ですが、8月1日から始まった「高大連携:総合政策トピックスA」が2日目を迎えました!
この高大連携授業は4年目に突入します!「既成概念への挑戦」ということで、今年も熱い議論が真夏の神戸三田キャンパスをますますホットにしています。


授業の参加者は、関西学院高等部・啓明学院高等部・SISの高校生たちと関西学院大学の大学生や院生です。異年齢の生徒や学生たちが一緒に、総合政策学部の村田教授と経済学部の豊原教授の指導の下、理論、実践力、現場を知る授4泊5日の合宿形式の授業に参加する授業です。

「研俢2日目」
JICA関西では西野所長から、ネスレ日本のCSV担当の方からの講演とSDGsに関する取り組みについての質疑応答をしました。前日にもグループでそれぞれの取り組みを学習し、しっかりと質疑応答に臨みました。


















「研俢日目」






「研俢4日目」
午前中は最終日のグループ発表にむけて、各グループでのリサーチやディスカッションをしました。どの資料を用いたらいいか、どのデータが正確なのか、大学生や高校生が互いに協力し合って調べたり、エヴィデンスを確認したり、大変そうですが、始終楽しそうに議論をしていました。午後からは、4年目に突入した村田先生のケーススタディ「キャリアと職場倫理」について今、まさに白熱教室が開かれています!!汚職に手を染めそうになっている国連職員須藤になりきり、生徒たち一人一人が悩み、考えています。今日のこの日のために昨晩はケーススタディに出てくるほかの人物たちの相関関係や状況について予習をしてきました。さらに深めるために村田先生は、国連でのご経験や国連の実際の業務をお話しくださり、こんなときはどうするべきなのか?それぞれが熟考し、意見を出し合っています!