JAXA調布エアロスペーススクール2018の報告会

今年の夏に本校の生徒がJAXA調布エアロスペーススクール2018に参加しましたが,その報告会を今週月曜日(12月10日)に行いました。JAXA(宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所)からは宇宙教育センター主事の阿久澤さまをお迎えしました。JAXA調布航空宇宙センターの紹介・エアロスペーススクールでの2泊3日の活動報告のあと,JAXAやエアロスペーススクール取り組みの紹介説明が行われました。阿久澤さまの教育への熱い思いや,ご自身のキャリヤ形成のお話なども聞くことができて,とてもよい報告会になりました。

じつは,今年3月に行われた「種子島エアロスペーススクール」には別の生徒が参加しており,プレゼンテーションで最優秀賞を獲得しています。また,これまでもJAXA宇宙科学研究所にはお世話になっており,藤本教授にご協力いただいています。(20 January 201728 June 201615 January 2016

第12回全日本高校模擬国連に出場


関西学院千里国際高等部 第12回全日本高校模擬国連に出場

11年生の柏木百華さんと高橋侑祐さん1117日、18日に国際連合大学(東京都渋谷区)で開催された「ユネスコ主催全日本高校模擬国連大会」に出場しました。本年度は「武器移転」という難題を2日間かけて討論。武器の扱いについて苦い経験のあるスペイン大使を務めました。特にこの二名は、ビットコインのシステムを活用して、武器製造にストップをかける斬新なアイディアを提案し、議場を盛り上げました。ビットコインの使用について疑問視が多い中、国家が徹底して管理することによって、貧困のために武器生産や売買から抜けられない人たちに健全な仕事を与え、かつその人たちが正しく収入を利用しているかを追跡できるビットコインの特殊性を活かしたモデルを提唱しました。
7月から約5カ月かけて多様な視点から問題を分析し、随分頭をひねった末に納得のいく解決策を生み出せたこと、またその提案がトップレベルの会議で認められたことは素晴らしいことです。今後もこの二人の活躍から目が離せません。

生徒活動センター、SOIS Scholar's Club顧問
水口香




World Scholar's Cup--Tournament of Champions at Yale

The 2018 WSC season culminated with 15 SOIS students competing in the Tournament of Champions at Yale University.  Seven SIS students were a part of the delegation: Tomoka Matsushima, Tanishika Murthey, Yuzuka Kato, Miki Kato, Misa Ito, Yuki Kusanagi and Sophia Smith. While at Yale, the students competed in collaborative writing, the challenge test, debate and in a quiz bowl.  They also participated in several cultural and interpersonal activities including the
Scholar's Ball, a team scavenge hunt and a cultural fair.  The experience was enriching for all participants in academic, social, cultural and personal ways.  It was a pleasure for me to be the coach and chaperone for this trip.  I was impressed by how all the students interacted with others and how they competed fiercely but with dignity and class. 

A team comprised of three OIS students--Tyus Sheriff, Skye Inada and Minami Matsushima--won the team championship in the senior division.  This is the first time that a team from our school has won this prestigious title and their victory should bring attention and some glory to our school.

By Steve Sheriff





【報告】2018 Sci-Tech Research Forum で発表しました @KG三田キャンパス 理工学部

2018年11月24日(土)に関西学院大学三田キャンパスにて、理工学部主催の「sci-tech research forum」が行われました。
理数系をテーマにした研究発表が、高校生を中心に行われ(大学生や院生のハイレベルな発表も聞けます!)、本校からもGr12の藤戸美妃さんと岡部史弥さんがポスター発表を行いました。
他校の生徒の発表も刺激になり、参加したGr10やGr11の皆さんも、もし自分が研究するんだったらどんなテーマがおもしろいかなと楽しく学んでいました。下記は、発表者の感想です。


(SIS Gr12 藤戸美妃さん)
学校のコミュニティーを超え、様々な分野で様々な研究手法を使って研究をしている生徒と交流ができ、視野が広がった1日でした。






(SIS Gr12岡部史弥さん)
自分の発表に多くの高校生や院生がメスを入れてくれて良い経験になった。



オーストラリア アグーナリー障がい者向けキャンプ

このキャンプ大会はオーストラリアでスカウト活動をしている障害を持つ子供たちが普通に活動をしているスカウトと同じようなキャンプ大会の経験ができるようにという思いで、私とオーストラリアのスカウト・リーダーで計画しました。

キャンプ大会の計画は現地で実際に実施するプログラムを中心に、どうしたらより子ども達が楽しく技術をつけることができるかを考えました。その中でも私は日本からただ一人参加するスカウトとして、震災時に生き残るサバイバル技術のプログラムを担当しました。その他にも、運動とリラックス効果をテーマにしたプログラムや食育プログラムを考えました。

しかし、実際にキャンプが始まり、参加者が集うと予期しない問題が次から次にと起こり、プログラムどころではなくなりました。特に、事前に行ったアンケートの結果と、実際の参加者の情報に違いがあったことは大きな問題でした。例えば、参加者一人当たりが必要とするリーダーの人数と事前に行ったアンケートによる必要な人数が違い、大幅にリーダーの数が不足しました。また、食物アレルギーに対しての認識が甘く、追加で特別な食料を買い足さないといけないような事態にもなりました。

また、橋が少し揺れているのに敏感に反応する子供やお皿を出すと怖がる子供など、特徴は人様々でした。そのため、子ども達の特徴を少しでも早く理解できるように努力しました。
しかし、「もっと早くに気づいてあげていたら」、「もっと一人一人に寄り添ってあげていたら」など後悔が込み上げてきました。キャンプ運営が忙しいからと理由をつけてスカウトと関わることができるせっかくのチャンスを多く逃してしまったような気もしました。

結論から報告すると、このキャンプは大成功と言えるものではありませんでした。失敗が80%、成功が20%くらいでしたが、私の心強いチームメンバーがサポートしてくれたおかげでキャンプを無事にやりきることが出来ました。また、そんな失敗ばかりの中でも、保護者の方はたくさんの感謝を伝えてくれました。最終日は海のプログラムで、私は海の安全管理を任されていたので、ライフセーバーとして誇りを持ってその責任を果たしました。海の中で子ども達を見守りながら一緒に遊んだり走ったりするのはとても楽しく、楽しそうにしている子ども達を見られるのはとても嬉しかったです。普段は、親御さんの手に負えないという理由で海に入れなかった子ども達も初めて海に入ることができ、感動していました。そして、私もその機会に一緒にいることができたことにとても感動しました。

今回は、私の力不足でスカウトに迷惑をかけて、リーダーにもフォローしてもらいました。来年、またこの機会を与えてもらえるように、今後、更にスカウト技術の向上、障がい者への理解、リーダーシップの強化に取り組みます。


12年1組
和田茉奈実




Trip to Poland


2018年3月16日〜23日の期間で、SISとOISの生徒合わせて16名の生徒がポーランドへ行き、現地のウッジ第二高校の生徒と交流を行った。

この交流の目的は、「異文化社会の高校生の交流を通し、お互いの価値観の相違に気づき尊重し、学び合える」ことである。具体的な交流の一部として、事前にそれぞれの地域社会(学校、街、国)についてのムービーやスライドを作成し、お互いプレゼンテーションをし合うような取り組みを行った。
また、グループに別れてウッジ市の中心部やワルシャワ市内を散策するなどの交流を経験し、生徒は有意義な時間を過ごすことができた。



このウッジ第二高校の生徒さんが、11月26日~12月5日、SOISにやってきます。皆さんと会えるのを楽しみにしています。

槍ヶ岳に登りました

僕は幼稚園の頃からボーイスカウトを続けています。今回ボーイスカウト活動の一環で4泊5日の槍ヶ岳登山に6人で行って来ました。 そのプロジェクトの一環でPVを作成しましたのでぜひ見て下さい。
 槍ヶ岳は標高3180m、日本で5番目に高い山です。日本のマッターホルンと呼ばれていて、山地が槍のように突き出ていることから槍ヶ岳という名前が付きました。 今回歩いた「日本北アルプス表銀座コース」は主に稜線歩きなので見晴らしが良く景色が良い事が特徴です。
 ボーイスカウトと言っても知らない人がほとんどでは無いでしょうか? ボーイスカウトはざっくり言うと青少年育成のボランティア団体です。 友人に聞くと大抵「キャンプとハイキングするやつ?」みたいに言われます。 合っていない事は無いですが、厳密に言うと間違っています。 幼稚園で登山や山の中のキャンプが出来る訳が無いと言えば伝わりやすいかもしれませんが、ボーイスカウトには年齢によって6つの隊に分けられます。
・幼稚園年長〜小学校1年 ビーバー隊  集団への参加
・小学校2年〜小学校4年 カブ隊    自分に負けない
・小学校5年〜中学校2年 ボーイ隊   自分のために、仲間のために
・中学校3年〜高校3年 ベンチャー隊 責任、自立、挑戦、貢献   
・18〜24歳 ローバー隊  自己探求、自己確立、奉仕
・25歳以上 指導者 より良い社会・未来への行動
ビーバー隊〜ボーイ隊までは既に指導者が決めた活動を行って社会で必要な精神や協調性を養い、 ベンチャー隊で社会で必要な企画・計画・実施・報告一連のプロセスを養います。 ローバー隊・指導者はビーバー隊〜ボーイ隊指導に当たります。 つまり「ハイキングをする」「キャンプに行く」「槍ヶ岳登山をする」ことがボーイスカウト活動の目的では無いのです。 特に今所属しているベンチャー隊では、会議を行い毎回プロジェクトの目的・目標をしっかり練ります。
 今回の槍ヶ岳プロジェクトでは以下の目的目標を設定しました。
・目的:一年の活動の集大成を夏の遠征で発揮し、今後のベンチャー活動につながるような結果を残す。
・目標:新規ベンチャー隊員を増やすために、ベンチャー隊ならではの長期遠征の良さを伝えるカブ・ボーイ向けの動画や資料を作成する。今後のプロジェクト報告書の見本となるような伝説級の報告書を作成する。

 目標にもある通り、今回のPVは夏山登山(長期遠征と呼んでいます)の良さを下の年代や一般の方々に知ってもらう為に作成しました。 明確な目的目標を設定するということは言い換えればRQを作るようなものであり、大学での研究や会社での企画を行う上で大切になってくるはずです。 僕は10年間のボーイスカウト活動を通じて成功もしたし失敗もした、楽しかった思い出もあるし辛かった経験もある。 でも今までしてきた活動を振り返ってみると、続けて来て良かったなと思っています。
 ボーイスカウトは高校生から入隊することはできない(遅くともボーイ隊から参加する必要があります)ので、ここであまり長く書いても意味が無いかもしれませんが、 この記事で一人でも多くの人がボーイスカウトに興味を持ってくれることを願っています。 まだ動画を見ていない方は是非とも見てみて下さい。一部分だけですがボーイスカウト活動の良さが伝わると思います。 差し支えなければ動画の「いいね」及び「シェア」をよろしくお願いします。(SIS11年 松原功樹)

韓国の公州大学に留学しました


 私は今年の夏休みに韓国の公州にある公州大学に一ヶ月間語学留学に行きました。このプログラムは在外韓国協会で企画された在外韓国人のためのプログラムですが、純日本人でも参加できます。なので、韓国の文化を学ぶことができるイベントがあります。また、プログラムが時間ごとにたてられていたので、行く前でも安心して行くことができました。

 大学に着いて1日目は寮で休んでいました。女子寮はアパートだった5階建ての建物をそのまま使っているようで、一つの号室に三つの部屋とシャワー、トイレ、冷蔵庫、洗濯物が干せる程度のベランダがあります。二日目になると、他の留学生の友達も寮に来て、一緒に話していました。私たちの学校の英語のように、韓国語に特化している学校からやロシア、アメリカ、インドなどのいろんなところからの留学生が来ていました。ロシア人やアメリカ人やインド人などの人との会話で、韓国語がわからないときは英語を使うなど、お互いの得意な言語を使って助け合っていました。それぞれの号室に担当の大学生が付き添うので、授業でわからなかったことや、オススメのお店や食べ物、お互いの学校生活などを話していたので、韓国での生活を実際に体感しているようでした。寮の建物の隣に教室がある建物があって、その中に食堂もあります。朝はパンもご飯もあって、昼には一番学生が来るので毎日違ったバリエーションのご飯が食べられます。

 主に平日は学校でクラスごとに授業を受けてから放課後に課外活動を行います。私のクラスでは、日常会話でよくあるシチュエーションで使う単語や、その文章の書き方、会話などを朝から昼まで勉強していました。授業が終わると友達と食堂でご飯を食べて、少し休んでから課外活動を行います。課外活動では、韓国の古くから使われているチャングという太鼓を習って演奏したり、カンガンスルレという踊りを習ったり、k–popのダンスを習ったりします。今の文化も昔の文化も学ぶことができるので、k-popに興味がある人も楽しめるプログラムでした。また、休日には寮の担当の大学生のお姉さんと一緒に市内に行ってチマチョゴリを着て街を歩いたりショッピングをしたりしました。

 私はこの留学を通して、韓国の文化や韓国語でいろんな国の人とコミュニケーションを知ることができました。なので、日本に帰ってきてからももっといっぱい韓国語を勉強するようになりました。(SIS10年 湯通堂愛)

Asia Youth Leaders 2018 に参加しました



 私はこの夏休みに、ジャカルタ、インドネシアで開催された、Asia Youth Leaders 2018 に参加してきました。
 アジアの6カ国(インドネシア、日本、中国、台湾、タイ、マレーシア)から高校生が集まり、レクチャーや学校訪問、ヤクルトの工場見学、イオンモールでのインタビューなどを通し、チームでディスカッションをし、最終日にプレゼンをするという内容でした。
 今年は「インドネシアの食育」と言うテーマだったので向こうの食生活や環境などについてたくさん学びました。さらに、各国の専門家の方々とお話しする機会もありました。また同時に自分の中で、リーダーシップとは何かということや、それぞれの国の文化と考え方の違いについてかなり考え、本当に濃い一週間だったと思います。
 一週間のスケッジュールは、毎日6時に起床、各自で朝ごはんを食べ、7時245分集合、そこからレクチャーを聞いたり、3時間かけて工場に行ったり、渋滞に巻き込まれたり、夜1時~2時までディスカッションをしたり、パフォーマンスの練習をしたりして、本当にハードスケジュールでしたが、皆とジムに行ったり、夜の散歩をしたり、カードゲームで遊んだり、お部屋で喋ったりすることもあり楽しく1週間を過ごすことができました。
 最終日のプレゼン大会で、残念ながら私のチームは入賞することができませんでした。しかし私以外の3人の千里国際生のチームはそれぞれ1位、2位、3位に入賞することができました。9チームもあったのに3人で全部取っちゃうのすごくないですか?!
さすがSISって思いました。本当に誇らしいです。
 最初は本当に不安で怖くってたまらなかったけど、実際行ってみたら初めて、ディスカッションも楽しいと思え、VIPの前で堂々とプレゼンをできるようになり、たくさんの友達もでき、本当に行ってよかったと思います!
 こんなに素晴らしい、貴重な経験をさせてくれてありがとうございました! 
(SIS10年 松岡茜)

アメリカDe Anza College へ留学しました


この夏休み、私はアメリカに短期留学しました。De Anza College という短期大学で、3週間に3つのコースを履修しました。一つはPythonというコースで、ITの学習をしました。そしてCivil Libertiesという人権や自由について学ぶコース、そしてリーディング&ライティングコースを履修しました。

Pythonの授業では、最後にマインクラフトというプログラムミングソフトを用いて、チームでゲームを作りました。Civil Libertiesの授業では、人権と自由についてより深い知識を得ることができ、専門領域ではMuslim Banについてポスター発表をしました。そしてリーディング&ライティングコースでは、作文の書き方や、感情をどのように表現するかなどを習い、私はタバコに関する作文を書き、発表しました。


この3つの授業は、とても面白く、有意義で、沢山の知識を得ることができました。秋学期から夏休みに習ったことを意識し、頑張っていきたいと思います!!(SIS 11年 水野嘉仁)

KGオールスターキャンプに参加しました


この夏休み、KGオールスターキャンプに参加しました。関西学院高等学校、啓明学院高等学校、帝塚山学院高等学校、そしてSISの計4校から62人の高校生が参加しました。2泊3日のキャンプで、「仕事」、「教育格差」、「住み続けられるまちづくり」、「情報化社会」、「家族観」のテーマのうち1つを選び、ディスカッションに参加しました。僕は教育格差をテーマに選びました。理由は、テレビで、日本国内でも貧困のために教育に専念することができない学生が増加傾向にあることを知り、僕と同年代の高校生がこの問題をどう考えているのか興味があったからです。

1日目、6人のディスカッショングループに別れ、アイスブレーク・アクティビティをした後、ディスカッションを始めました。始めは、1円玉の大きさを当てるゲームを行い、とても盛り上がりました。「これくらいだよ!」や「あ、ぴったりじゃん!」などといった言葉が部屋を飛び交い、チームが打ち解けました。しかし、本題の教育格差についてのディスカッションになると、急にその雰囲気が薄れました。原因は、皆の視点や問題が全くバラバラであることが明らかになったからです。メンバーの1人は「シリアなどの戦争や紛争に巻き込まれた民間人が教育を必要としている」と指摘したのに対し、もう1人は、自身が実際に行ったミャンマーの小学校での教材の乏しさを改善したいと訴えました。僕は、前に述べたように、日本国内における貧困が引き起こす教育格差について皆の意見を聞きたいと思っていました。お互いにこれほど異なったことを考えているとは想像していなかったのでどうすればいいのか迷いました。そんな中、なんとか全てを網羅するある程度具体的な共通点を見つけ出そうと、議論を重ねました。結局たどり着いた問題は、「日本に住む日本語をうまく話せない小学生が学校生活に馴染みにくい」という問題です。やっと議論の準備が整ったと思ったら、もう1日目のディスカッション時間が終わってしまいました。その日は夕方からバーベキューをして、チーム同士でまた1つになったのを実感しましたが、火おこしでとても疲れたのか、皆思ったより箸が進みませんでした。

2日目は、1日のほぼ全てがディスカッションに当てられました。在日外国人についての予備知識が乏しかった僕たちは、リサーチを進めながら、具体的な問題を付箋に書き出して机に貼り出していきました。僕は、SISの比較文化の授業で配られた教材の中に、在日外国人が直面する問題について漫画形式で説明している本があったので、それから得た知識もできるだけ盛り込みました。そして、それら問題に対して、一つずつ解決策を考えていきました。また、問題も、どれがどれを引き起こしている、といった因果関係が見えるもの同士を結んでいきました。ここで、昼食休憩とクイズ大会を挟んで、頭をリフレッシュしました。午後は、これまでのディスカッションの内容をホワイトボードに整理し、発表用のポスター制作に取り掛かりました。休憩を挟んだり、入浴後から消灯までの時間を費やしたりして、ギリギリでポスター完成にこじつけました。

3日目の午前にポスター発表があり、全10班が先生方を含むキャンプ参加者全員の前で発表しました。僕は、残念ながら体調不良のため、すべてのプレゼンテーションを見ることはできませんでしたが、どのチームも具体的な内容をわかりやすく発表していたので、とても参考になりました。特に、家族観について議論していたチームの、学童と子ども食堂を一体化したサービスを提案していたプレゼンが印象に残っています。

また、ここには書ききれませんでしたが、毎朝チャペルでプロテスタント系の礼拝を体験できたり、他の学校の生徒と交流したり、新鮮な経験を積める良い機会が他にも沢山あります。皆さんも、是非来年の夏、参加してみてください。
(SIS 11年 東 忠透)

全国教育模擬国連大会(AJEMUN)に参加しました


第二回全国教育模擬国連大会(AJEMUN)

 私は今回初めて模擬国連に参加しました。議題は「サイバーセキュリティーにおける安全保障」。この議題の難しいところは、これまでの戦争とは違い、誰が攻撃を始めたのかを特定することが難しく他の国に濡れ衣をかぶせることができること、さらに軍事機関からのサイバー攻撃のみならず一般市民でも機材さえあれば簡単に国家を崩壊させることができることです。各県から強豪校が多数参加し、高度な議論が2日間続きました。我々もフランス大使として積極的に参加し、キャパシティービルディングについて6カ国と連盟を組み、セキュリティーが未だ完全でない国をどのように支援するかについて政策を立案しました。

全日本模擬国連に参加したい方や国際会議に興味のある方は、ディスカションの方法を学ぶことができ、良い経験を積むことができます。初心者の方は初心者レベルの議場があり、あまり心配する必要はありませんが、本番で孤立しないように入念な事前学習が必要です。賞は優秀賞5つ、最優秀賞が1つあります。我々は今回惜しくも賞を逃してしまいましたが、来年こそは入賞したいと考えています。
(11年 星悠太)

Asia Youth Leaders 2018に参加しました





 私は今回の夏休みを利用して約一週間Asia Youth Leaders 2018に参加しました。今回はインドネシアのジャカルタで、日本、中国、ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシアの6カ国から生徒が集まり「インドネシアにおける食と健康」について話し合いました。レクチャーを聞く以外に、ヤクルトの工場見学、インドネシア現地校視察、イオンモールでのインタビューやディスカッションを行い、最終日に発表したプレゼンテーションで、1位から3位までのチームを決めました。1位、2位、3位のチームにそれぞれ千里国際の生徒が一人ずつ含まれ、SISとして誇らしい結果となりました。1日の流れは、私の場合,
5時半に起床、6時半に朝食、8時からプログラム開始、午後8時に夕食、午前2時に就寝でした。チームによっては夕食後もディスカッションを続けることもありました。慣れない地でハードなスケジュールをこなすのは大変でしたが、今後の自分に良い影響を与えてくれと思います。皆さんも一度この様な活動に参加してはいかがでしょうか。(SIS 11年 星 悠太)

アジア・オセアニア高校生フォーラムに参加しました




7月24日~27日、和歌山県主催「世界との対話と協働 アジア・オセアニア高校生フォーラム」が開催されました。SISから12年生 和田真奈実さんが参加。世界20各国から集まった高校生らと共に「教育」、「観光・文化」、「環境問題」、「津波防災対策」について英語でディスカッションをしました。

私は、大阪の地域紹介と、SGHのプログラムで研究した「障がい者のための被災後生活:船の避難所」の研究を発表しました。それぞれの国によって、防災に対する意識や手段が違いがあることを学び、とても勉強になりました。

またレセプションでは、伝統的なダンスや歌の披露、JICAの職員の方々とお話する機会があり、とても価値のある経験になりました。(SIS 11年 和田茉奈実)


プロジェクトインターナショナル主催のイギリス留学に参加しました


 私はこの夏、プロジェクトインターナショナル主催のイギリス留学プログラムに参加し、1ヶ月間、Bethany校に滞在しました。日本人は自分を含め2人しかいなかったため日本語を話すことはなく、自然と他国の学生たちと英語で話し、英語力の伸びを実感することができました。また日本人のスタッフがいなかったため、分からないことがあれば、自分で外国人のスタッフに英語で聞かなければならなかったため、自立心も養えたと思います。授業もただ聞いているだけでなく、全員が意見を出して授業に参加していたので、お互いを高め合えました。アクティビティも色んな国の人と英語を使いながら楽しめ、とても良かったです。留学生活を通して色んな国にたくさん友達ができ、最高の思い出になりました。日本人が少なく疎外感や苦労を感じたこともありましたが、それ以上に得るものもありました。自分にとってすごく良い経験になったと思います。

神戸ライフセービングクラブで活動しました


「ライフセーバーとして30日間、須磨と舞子の海と人を守りました!」
 私は神戸ライフセービングクラブに所属し、須磨と舞子の海で監視活動を行なっています。今年は、私たちライフセーバーの力が試されたパトロールとなりました。海開きをして間もないタイミングで、おじいさんが溺れました。その方は、近くに住んでいらっしゃった方でよく海に遊びに来られていた方でした。私が本部で待機していると、少年が走ってきて「おじいさんが溺れた」と言いました。私たちライフセーバーが監視していたにも関わらず、発見することができませんでした。ライフセーバーが二人、急いで少年が指差すほうへ走って行き、飛び込みましたがおじいさんは見当たりません。もう沈んでしまっていたのでした。そこから、私も参加し30分以上に渡り、水中捜索を行いましたが、結局見つけることはできませんでした。その後、救急の潜水隊により見つかりました。私たちが見守っているこの海で、海を愛していた人を亡くならせてしまったことは悔やんでも悔やみきれません。しかし、おじいさんの遺族の人はその後、ライフセーバーの本部に顔を出してくださり、「一生懸命助けようとしてくださってありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」と言われました。私は体に電気が走ったように、ライフセーバーがこの浜にいる意味を再認識させられ、今後は絶対にこのようなことは繰り返さないように最善を尽くそうと心に決めました。

八月の中旬にも、大きな経験をしました。お酒を大量に飲んだ男性が海に入り、浮いていました。その現場は私が監視していた浜より西側のエリアだったため、私が直接対応することはありませんでしたが、トランシーバーを通して、仲間が行っている対応を聞きました。「AEDを持ってこい!」という声が聞こえたかと思うともうすでに「ただいまCPRを実施中」との連絡が入りました。ライフセーバーの連携により、死戦期呼吸をした溺者は救急隊に引き継ぐ時には、脈が正常に動いていました。西の監視を仕切っていたチーフが「信頼できるこのメンバーだったからこそ迅速な対応ができた」と言っていて、私も信頼されるライフセーバになりたいと思いました。

ライフセービングは普通の高校生は体験しないような大変なこともたくさんありますが、海が大好きな様々な職種の人が集まっていてとても楽しいです。自分のためだけではなく、海にくる人の笑顔を守るためにトレーニングしていると思うとパワーが出ます。

オフシーズンもビーチフラッグなどの大会に出場する予定です。大会のテーマは「ゴールの先に救える命がある」です。かっこいいでしょう!

今年も真っ黒になりましたが、大好きな仲間と大好きな海で人々をガードすることができ、良い経験になりました。(SIS 11年 和田茉奈美)

(SGH) 2018科学研究FS@KG理工学部

【KG理工学部で本物の理科研究を学ぶ。】

SGHプログラムの1つで、昨年度から始まった完全理数系向けの研究プログラム。関西学院大学理工学部に、通いで1週間研究室生活をします。
理数系の研究とは?白衣を着てる…三角フラスコ…?色んなイメージを持っているかとは思いますが、自分の興味のある分野の本物の研究を身近で学ぶことができます。
4回生、院生、そして先生、様々な人たちと触れ合う事で、ただ勉強するだけではなく研究者のマインドも学ぶことができます。
高校では味わえない、本物の実験研究、是非本物の場所で、本物の人たちから学んでみませんか?

Date: 2018/07 夏休み中の1週間

とにかく好きなことができる。でも、基本的には自分で学びとる「気持ち」が一番大切。研究室によって様々ですが、色んなことを準備してくれています(場合によっては研究室の先生のデータ取りを行えるかも…プレッシャー!!!)。それでも、受け身では何の意味もありません。ということは、とにかく「理科が好き」が絶対条件。しんどいですがとても充実します。理科好きにはたまらない研究室生活です。



(生徒さんの感想)
 初日と最終日以外は朝から夕方の六時まで研究室で研究、レポート、研究、レポートの繰り返しでかなり大変。内容も難しいため頭がパンクしそうになりました。それでも、死ぬ気で頑張ったらとても充実したあっという間の一週間となってびっくりしました!
 高校では使用されない顕微鏡など操作させてもらったので、とってもいい経験になりました。
研究所の方と話してどういう考えの上で研究を進めているのかのアドバイスが特に嬉しかったです。研究室の教授にまた来てもいいよと言われているので、教授の方と知り合いになれるのが何だかすごいなと思いました。
講義はどれも研究の第一線で活躍されている先生のものばかり。実験で使用させて頂いた装置も、高校では決して見ることのできないもの。非常に中身の濃い、貴重な一週間を過ごすことができました。さらに、SISでの「学び」(プレゼンテーション等)が大学においても十分通用することを肌で感じました。SISの学びは本物です。皆さんも臆せず、ぜひ科学研究FSに参加してみてくださいね。







SIS サマーキャンプ ポスター展示中

いよいよ秋学期が始まります。夏が遠ざかってしまう前に、熱く燃えたあのキャンプを振り返りませんか。現在、玄関ホールでキャンプのポスターを展示しています。がんばったあの日を思い出し、新たな一歩を踏み出してください。



ユネスコ主催 第2回全国高校教育模擬国連

8月6日・7日「ユネスコ主催第2回全国高校教育模擬国連」にSIS 11年生ギャザード・ケイトリンさん、森川稲穂さん、星悠太君、尾本旭広君が参加しました。議題は「国際安全保障の文脈における情報及び電気通信分野の進歩(サイバーセキュリティ)」。国連自体が解決策を巡って長年論争を続けている議題を全国から集まった204組の高校生が4議場に分かれ、テクノロジー問題の対策を議論しました。本校のギャザード・森川組はメキシコ大使、星・尾本組はフランス大使を務め、建設的な議論に貢献しました。

「ユネスコ主催高校教育模擬国連」は10年生から12年生が参加できる全国レベルの模擬国連です。議場によってレベルが分かれ、初心者向けの議場もあります。使用言語は主に日本語。事前審査はありません。全国レベルで自分の力を試してみたい方は、是非、来年夏、挑戦してください。(生徒活動センター 水口香)



第7回ハイスクール放射線サマークラス 最優秀賞

第7回ハイスクール放射線サマークラスは、放射線について生徒自らが調べ、科学的に考えたことを学校対抗で発表する大会。発表や他校の生徒との討論を通じ、最優秀校が決定されます。今年初出場し、橋本碧さんが発表・討論をしました。そして見事、最優秀賞を獲得しました。



橋本碧さんの研究は長期間にわたる膨大な計測データを丹念にまとめたものですが、当然ながらその中にはSGHでの取り組みも含まれています。出場校は8校でしたが、優秀なSSH校がそろう錚々たる顔ぶれ。

大阪府立生野高等学校、大阪府立泉北高等学校、関西学院千里国際高等部、京都光華高等学校、
京都府鴨沂高等学校、京都府立桃山高等学校、福井県立若狭高等学校、ルネサンス大阪高等学校
                            以上8校 ※50音順


その中での最優秀賞はそれだけハイレベルな内容であったことの証といえるでしょう。詳細なレポートは後日掲載される予定です。(http://www.housyasenten.com/report/

今後、この研究を受け継ぐ生徒がさらに発展していけるよう期待しています。
(リカ旅担当 河野光彦)

SGH 生徒レポート:文化理解 - 世界につながる神話の世界・熊野信仰・移民のまち太地 -

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私たち文化理解グループは7月2日の事前学習と4日~6日のフィールドスタディの計4日間にわたって神話の世界・熊野信仰・移民のまち太地について学習しました。

 


7月2日の事前学習では関西学院上ヶ原キャンパスの西山克教授に熊野・伊勢についてお話を伺いました。
仏教絵画の中から歴史を読み解いていく方法はまるで物語を展開するように仏教の歴史の流れを知ることができ、フィールドスタディでも絵画などの展示物を見る機会があったのでこの方法を活用することができました。



フィールドスタディ1日目は貸し切りバスで和歌山県太地町へ行き、主に捕鯨について学びました。太地町歴史資料館学芸員の櫻井敬人先生同行のもと、くじらの博物館や捕鯨史跡、町内を見学し捕鯨問題はとても深く解決の難しさを知りました。
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みんなもそれぞれ思うことがあったようです。旅館の食事はとても豪華で幸せでした!






2日目は那智大社、青岸渡寺、那智の滝を参詣しました。長く急な階段を頑張って上った先の壮大な滝は圧巻でした。海の博物館では海女について学び、事前学習で伊勢神宮や熊野信仰について学んだことが生かされました。すでに学んだことと関連付けて考えることで物事の関係性がだんだんわかってくるようになりました。




3日目は伊勢神宮を見て回る予定でしたが台風の影響で外宮のみの見学となり、その後みんなで楽しみにしていたおかげ横丁もおあずけに…。残念!でもみんなお土産は買えたみたいです。








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一日の最後にみんなで集まってディスカッションの時間があり、学んだことを共有・確認し意見を出し合うことでより学びを深めることができました。どれも深い問題だったのでみんなの意見もそれぞれ違って熱いディスカッションができました。時間が足りなくて毎回終了予定の時間を超えて話し合うくらいみんな真剣に問題に取り組んでいました。とても濃い時間を過ごせたと思います。
このフィールドスタディを今後の研究につなげたいです。
            

(G11:奥野りりこ)

SGH ~今年も連続で研究助成プログラムに採択されました~


褐虫藻とイソギンチャクの共生についての自主研究が昨年に引き続き今年も「第2回 日本財団マリンチャレンジプログラム」として採択されました!

昨年は自主研究として続けてきましたが、今年はSGH探究活動に直接かかわる取り組みになります。

SGH ~SOIS EARTH WEEK「青空教室」を開催しました。~

SOIS EARTH WEEK とは、毎年行われており、SOIS内で環境保護に取り組み、私たちでも環境保護のためにできることをすることで、地球環境を大切にしようという意識を強めていくための週間です。今年度のSOIS EARTH WEEK は、2018年423日~4月27日までの一週間でした。

今年は、学校内の電気を使用せずに、屋外で勉強する「青空教室」を開催しました。今日では、日中の晴れて太陽が出ている時間にも教室内で電気をつけて授業を行うクラスが多く、電気代がかかることはもちろん、太陽が出ているのに電気をつける必要はないと思いました。「え?!外で授業するの?」と驚かれた人も多いと思いますが、授業によってはパソコンしかいらない授業などのたくさんあるので、可能な授業だけでも青空教室に参加していただきました。




教室に集合するのではなく、中庭で集合し、小さな黒板を用いて授業を行いました。


一週間の青空教室を実施したうちで、6つのクラス(SHRSGH、社会、国語、数学、)が全部で10時間参加してくれました。たくさんの先生方が、「開放的な気分で学習することができたので、全体的に生徒の表情も明るかった、雰囲気が変わってとても良かった」「少人数でやるべきことを心得ているメンバーが、たまに行うのであれば有効であると思う」と言ってくださいました。しかし一方で「余りの天気の良さに、日焼けを気にする生徒が多くいた」「ホワイトボードがないので、数学などの授業は少しやりにくかった」などの指摘をいただきました。私の友人からは「外で授業すると、自然に近いから気持ちいい気分になれる」などのコメントをもらいました。
改善点としては、ホワイトボードを中庭に用意しておくこと、日差しの強い日には芝生の方ではなく、上に屋根のある方を使ってもらうことなどが挙げられました。

学校という最高の学び場で、私たち生徒一人一人が小さなことからでも地球環境とその保護のための取り組みを行うことは、私たち生徒にとっても、地球全体にとっても、有意義なことだと思います。一週間という短い間でしたが、友人や先生方から「今日青空教室しよー」という声が聞けたのが嬉しかったです。このような取り組みを学校全体でより長期的なスパンですることができたら、私たちの住む地球がより良いものになると信じています。

参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

SIS 12-3 國分童葉



サマープログラムの紹介


SIS高等部生徒のみなさんへ

この夏のプログラムの募集が届いています。
自分をスケールアップするために、今何が必要か?
慎重にえらび、そして大胆に挑戦しましょう!

今回はハードな内容のものが多いですが、それだけに得るものもでかいはず。
人生が変わるかもしれません。

今回の挑戦メニュー

   『イオン1%クラブ財団主催 アジアユースリーダーズ事業』   応募締め切り423() 志望エッセイを提出(英語科山本先生まで)

2018818()25()8日間 インドネシア訪問 参加費無料 募集4
「参加費無料でインドネシアに派遣。参加希望者が多数になると思いますので、しっかり志望エッセイを書いて提出してください。」
詳しくは添付ファイルを見てください。


   総合政策トピックスA(村田学校)   応募締め切り(校内)57() 志望理由を書いて教頭の田中まで提出 

201881()5() 45日 村田俊一(総合政策学部教授)と大学生との合宿、千刈キャンプ 23,000円 募集は5
「しんどさと中身の濃さで有名になったあの村田塾です。村田先生が5日間、寝食を共にして鍛えてくださいます。将来、国際機関で活躍したい人はmustです。」
詳しくは添付ファイルを見てください。


   ワールド・ユース・ミーテイング2018   応募締め切り51() 志望理由書800字以内 社会科米田先生に提出

201882()7() 立命館大学琵琶湖草津キャンパス 国内18校の大学、高校、海外26校が参加 参加費1000円 宿泊(7/5,6)費1800円(食費別)
「約1000人が参加する大きなイベント。2日から5日は海外からの参加者をホームステイで受け入れ、準備して56日の本番に臨みます」
詳しくは添付ファイルを見てください。


   関西学院関連高校生オールスターキャンプ 815()17() 千刈キャンプ 参加費10000

一般参加者の募集は6月に予定しています。詳細が決まりましたらお知らせします。
実行委員の募集はすでに山田先生からSOISmailでお知らせをしていますので,そちらを参照してください。

田中 守

SGH ~KGU 総合政策学部 村田ゼミ×千里国際合同ゼミ2018 開催しました~

関西学院総合政策学部 村田俊一先生のゼミ生と合同ゼミを開催しました。
2018年4月7日(土) 千里国際キャンパスにて。

今年度3回目となりました、
村田俊一ゼミと千里国際の合同ゼミ。
千里国際からは12名、
村田ゼミからは16名が参加し、
生徒28名、先生も合わせると総勢31名。
千里国際高等部の生徒の記事はこちら



村田先生から出していただいた、国際開発のケースメソッドの課題に取り組み、
開発現場の非常にリアルな、複雑に事情が入り組むケースを約1か月半読み込んで、
分析し、「この状況で、何を考え、何をするべきか?」に対する答えを
村田ゼミ生3・4年生で構成される、3グループの発表がありました。




千里国際高等部2・3年生は1グループで発表を行いました。





大学生・高校生の混成グループでディスカッションも行いました。


院生の北川さんから
生徒の皆さんから「テキストに書かれていることが限られていて」という声が
あったけれど、
ケースメソッドのテキストには書いていないところが一番大事なんじゃないか、
色々なアイディアをだされていたけれど、
それを阻んでいるのが、テキストに書いていないところの力関係なんじゃないか、
というお話がありました。。
テキストを深読みしていこう、ということです。

そして村田俊一先生からは、
高校生の発表からは正義の味方になりたい、
Justice of allを大事にしていたのが伝わってきた。
長期的・中期的・短期的に考えることが大事。
コミュニティの人がどう思っているのかというところで、
市民運動についても想像を膨らませよう、
因果関係の整理 Root of causeも徹底していこう、
など、多岐にわたるコメントをいただきました。


ケースメソッドの教育的な要は、
実務者がどういったスキルが必要なのかを、
現場にいなくても生徒が学び、模擬的に培っていくことができる
という点だと、私は考えています。

関西学院総合政策学部の村田俊一ゼミのご協力を得て
今回で三回目の開催となった合同ゼミ。
お互いの学びが深まる場となるよう、
今後も継続していきたいと思っています。
有難うございました。
(SGHオフィス 津髙)