アメリカDe Anza College へ留学しました


この夏休み、私はアメリカに短期留学しました。De Anza College という短期大学で、3週間に3つのコースを履修しました。一つはPythonというコースで、ITの学習をしました。そしてCivil Libertiesという人権や自由について学ぶコース、そしてリーディング&ライティングコースを履修しました。

Pythonの授業では、最後にマインクラフトというプログラムミングソフトを用いて、チームでゲームを作りました。Civil Libertiesの授業では、人権と自由についてより深い知識を得ることができ、専門領域ではMuslim Banについてポスター発表をしました。そしてリーディング&ライティングコースでは、作文の書き方や、感情をどのように表現するかなどを習い、私はタバコに関する作文を書き、発表しました。


この3つの授業は、とても面白く、有意義で、沢山の知識を得ることができました。秋学期から夏休みに習ったことを意識し、頑張っていきたいと思います!!(SIS 11年 水野嘉仁)

KGオールスターキャンプに参加しました


この夏休み、KGオールスターキャンプに参加しました。関西学院高等学校、啓明学院高等学校、帝塚山学院高等学校、そしてSISの計4校から62人の高校生が参加しました。2泊3日のキャンプで、「仕事」、「教育格差」、「住み続けられるまちづくり」、「情報化社会」、「家族観」のテーマのうち1つを選び、ディスカッションに参加しました。僕は教育格差をテーマに選びました。理由は、テレビで、日本国内でも貧困のために教育に専念することができない学生が増加傾向にあることを知り、僕と同年代の高校生がこの問題をどう考えているのか興味があったからです。

1日目、6人のディスカッショングループに別れ、アイスブレーク・アクティビティをした後、ディスカッションを始めました。始めは、1円玉の大きさを当てるゲームを行い、とても盛り上がりました。「これくらいだよ!」や「あ、ぴったりじゃん!」などといった言葉が部屋を飛び交い、チームが打ち解けました。しかし、本題の教育格差についてのディスカッションになると、急にその雰囲気が薄れました。原因は、皆の視点や問題が全くバラバラであることが明らかになったからです。メンバーの1人は「シリアなどの戦争や紛争に巻き込まれた民間人が教育を必要としている」と指摘したのに対し、もう1人は、自身が実際に行ったミャンマーの小学校での教材の乏しさを改善したいと訴えました。僕は、前に述べたように、日本国内における貧困が引き起こす教育格差について皆の意見を聞きたいと思っていました。お互いにこれほど異なったことを考えているとは想像していなかったのでどうすればいいのか迷いました。そんな中、なんとか全てを網羅するある程度具体的な共通点を見つけ出そうと、議論を重ねました。結局たどり着いた問題は、「日本に住む日本語をうまく話せない小学生が学校生活に馴染みにくい」という問題です。やっと議論の準備が整ったと思ったら、もう1日目のディスカッション時間が終わってしまいました。その日は夕方からバーベキューをして、チーム同士でまた1つになったのを実感しましたが、火おこしでとても疲れたのか、皆思ったより箸が進みませんでした。

2日目は、1日のほぼ全てがディスカッションに当てられました。在日外国人についての予備知識が乏しかった僕たちは、リサーチを進めながら、具体的な問題を付箋に書き出して机に貼り出していきました。僕は、SISの比較文化の授業で配られた教材の中に、在日外国人が直面する問題について漫画形式で説明している本があったので、それから得た知識もできるだけ盛り込みました。そして、それら問題に対して、一つずつ解決策を考えていきました。また、問題も、どれがどれを引き起こしている、といった因果関係が見えるもの同士を結んでいきました。ここで、昼食休憩とクイズ大会を挟んで、頭をリフレッシュしました。午後は、これまでのディスカッションの内容をホワイトボードに整理し、発表用のポスター制作に取り掛かりました。休憩を挟んだり、入浴後から消灯までの時間を費やしたりして、ギリギリでポスター完成にこじつけました。

3日目の午前にポスター発表があり、全10班が先生方を含むキャンプ参加者全員の前で発表しました。僕は、残念ながら体調不良のため、すべてのプレゼンテーションを見ることはできませんでしたが、どのチームも具体的な内容をわかりやすく発表していたので、とても参考になりました。特に、家族観について議論していたチームの、学童と子ども食堂を一体化したサービスを提案していたプレゼンが印象に残っています。

また、ここには書ききれませんでしたが、毎朝チャペルでプロテスタント系の礼拝を体験できたり、他の学校の生徒と交流したり、新鮮な経験を積める良い機会が他にも沢山あります。皆さんも、是非来年の夏、参加してみてください。
(SIS 11年 東 忠透)

全国教育模擬国連大会(AJEMUN)に参加しました


第二回全国教育模擬国連大会(AJEMUN)

 私は今回初めて模擬国連に参加しました。議題は「サイバーセキュリティーにおける安全保障」。この議題の難しいところは、これまでの戦争とは違い、誰が攻撃を始めたのかを特定することが難しく他の国に濡れ衣をかぶせることができること、さらに軍事機関からのサイバー攻撃のみならず一般市民でも機材さえあれば簡単に国家を崩壊させることができることです。各県から強豪校が多数参加し、高度な議論が2日間続きました。我々もフランス大使として積極的に参加し、キャパシティービルディングについて6カ国と連盟を組み、セキュリティーが未だ完全でない国をどのように支援するかについて政策を立案しました。

全日本模擬国連に参加したい方や国際会議に興味のある方は、ディスカションの方法を学ぶことができ、良い経験を積むことができます。初心者の方は初心者レベルの議場があり、あまり心配する必要はありませんが、本番で孤立しないように入念な事前学習が必要です。賞は優秀賞5つ、最優秀賞が1つあります。我々は今回惜しくも賞を逃してしまいましたが、来年こそは入賞したいと考えています。
(11年 星悠太)

Asia Youth Leaders 2018に参加しました





 私は今回の夏休みを利用して約一週間Asia Youth Leaders 2018に参加しました。今回はインドネシアのジャカルタで、日本、中国、ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシアの6カ国から生徒が集まり「インドネシアにおける食と健康」について話し合いました。レクチャーを聞く以外に、ヤクルトの工場見学、インドネシア現地校視察、イオンモールでのインタビューやディスカッションを行い、最終日に発表したプレゼンテーションで、1位から3位までのチームを決めました。1位、2位、3位のチームにそれぞれ千里国際の生徒が一人ずつ含まれ、SISとして誇らしい結果となりました。1日の流れは、私の場合,
5時半に起床、6時半に朝食、8時からプログラム開始、午後8時に夕食、午前2時に就寝でした。チームによっては夕食後もディスカッションを続けることもありました。慣れない地でハードなスケジュールをこなすのは大変でしたが、今後の自分に良い影響を与えてくれと思います。皆さんも一度この様な活動に参加してはいかがでしょうか。(SIS 11年 星 悠太)

アジア・オセアニア高校生フォーラムに参加しました




7月24日~27日、和歌山県主催「世界との対話と協働 アジア・オセアニア高校生フォーラム」が開催されました。SISから12年生 和田真奈実さんが参加。世界20各国から集まった高校生らと共に「教育」、「観光・文化」、「環境問題」、「津波防災対策」について英語でディスカッションをしました。

私は、大阪の地域紹介と、SGHのプログラムで研究した「障がい者のための被災後生活:船の避難所」の研究を発表しました。それぞれの国によって、防災に対する意識や手段が違いがあることを学び、とても勉強になりました。

またレセプションでは、伝統的なダンスや歌の披露、JICAの職員の方々とお話する機会があり、とても価値のある経験になりました。(SIS 11年 和田茉奈実)


プロジェクトインターナショナル主催のイギリス留学に参加しました


 私はこの夏、プロジェクトインターナショナル主催のイギリス留学プログラムに参加し、1ヶ月間、Bethany校に滞在しました。日本人は自分を含め2人しかいなかったため日本語を話すことはなく、自然と他国の学生たちと英語で話し、英語力の伸びを実感することができました。また日本人のスタッフがいなかったため、分からないことがあれば、自分で外国人のスタッフに英語で聞かなければならなかったため、自立心も養えたと思います。授業もただ聞いているだけでなく、全員が意見を出して授業に参加していたので、お互いを高め合えました。アクティビティも色んな国の人と英語を使いながら楽しめ、とても良かったです。留学生活を通して色んな国にたくさん友達ができ、最高の思い出になりました。日本人が少なく疎外感や苦労を感じたこともありましたが、それ以上に得るものもありました。自分にとってすごく良い経験になったと思います。

神戸ライフセービングクラブで活動しました


「ライフセーバーとして30日間、須磨と舞子の海と人を守りました!」
 私は神戸ライフセービングクラブに所属し、須磨と舞子の海で監視活動を行なっています。今年は、私たちライフセーバーの力が試されたパトロールとなりました。海開きをして間もないタイミングで、おじいさんが溺れました。その方は、近くに住んでいらっしゃった方でよく海に遊びに来られていた方でした。私が本部で待機していると、少年が走ってきて「おじいさんが溺れた」と言いました。私たちライフセーバーが監視していたにも関わらず、発見することができませんでした。ライフセーバーが二人、急いで少年が指差すほうへ走って行き、飛び込みましたがおじいさんは見当たりません。もう沈んでしまっていたのでした。そこから、私も参加し30分以上に渡り、水中捜索を行いましたが、結局見つけることはできませんでした。その後、救急の潜水隊により見つかりました。私たちが見守っているこの海で、海を愛していた人を亡くならせてしまったことは悔やんでも悔やみきれません。しかし、おじいさんの遺族の人はその後、ライフセーバーの本部に顔を出してくださり、「一生懸命助けようとしてくださってありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」と言われました。私は体に電気が走ったように、ライフセーバーがこの浜にいる意味を再認識させられ、今後は絶対にこのようなことは繰り返さないように最善を尽くそうと心に決めました。

八月の中旬にも、大きな経験をしました。お酒を大量に飲んだ男性が海に入り、浮いていました。その現場は私が監視していた浜より西側のエリアだったため、私が直接対応することはありませんでしたが、トランシーバーを通して、仲間が行っている対応を聞きました。「AEDを持ってこい!」という声が聞こえたかと思うともうすでに「ただいまCPRを実施中」との連絡が入りました。ライフセーバーの連携により、死戦期呼吸をした溺者は救急隊に引き継ぐ時には、脈が正常に動いていました。西の監視を仕切っていたチーフが「信頼できるこのメンバーだったからこそ迅速な対応ができた」と言っていて、私も信頼されるライフセーバになりたいと思いました。

ライフセービングは普通の高校生は体験しないような大変なこともたくさんありますが、海が大好きな様々な職種の人が集まっていてとても楽しいです。自分のためだけではなく、海にくる人の笑顔を守るためにトレーニングしていると思うとパワーが出ます。

オフシーズンもビーチフラッグなどの大会に出場する予定です。大会のテーマは「ゴールの先に救える命がある」です。かっこいいでしょう!

今年も真っ黒になりましたが、大好きな仲間と大好きな海で人々をガードすることができ、良い経験になりました。(SIS 11年 和田茉奈美)

(SGH) 2018科学研究FS@KG理工学部

【KG理工学部で本物の理科研究を学ぶ。】

SGHプログラムの1つで、昨年度から始まった完全理数系向けの研究プログラム。関西学院大学理工学部に、通いで1週間研究室生活をします。
理数系の研究とは?白衣を着てる…三角フラスコ…?色んなイメージを持っているかとは思いますが、自分の興味のある分野の本物の研究を身近で学ぶことができます。
4回生、院生、そして先生、様々な人たちと触れ合う事で、ただ勉強するだけではなく研究者のマインドも学ぶことができます。
高校では味わえない、本物の実験研究、是非本物の場所で、本物の人たちから学んでみませんか?

Date: 2018/07 夏休み中の1週間

とにかく好きなことができる。でも、基本的には自分で学びとる「気持ち」が一番大切。研究室によって様々ですが、色んなことを準備してくれています(場合によっては研究室の先生のデータ取りを行えるかも…プレッシャー!!!)。それでも、受け身では何の意味もありません。ということは、とにかく「理科が好き」が絶対条件。しんどいですがとても充実します。理科好きにはたまらない研究室生活です。



(生徒さんの感想)
 初日と最終日以外は朝から夕方の六時まで研究室で研究、レポート、研究、レポートの繰り返しでかなり大変。内容も難しいため頭がパンクしそうになりました。それでも、死ぬ気で頑張ったらとても充実したあっという間の一週間となってびっくりしました!
 高校では使用されない顕微鏡など操作させてもらったので、とってもいい経験になりました。
研究所の方と話してどういう考えの上で研究を進めているのかのアドバイスが特に嬉しかったです。研究室の教授にまた来てもいいよと言われているので、教授の方と知り合いになれるのが何だかすごいなと思いました。
講義はどれも研究の第一線で活躍されている先生のものばかり。実験で使用させて頂いた装置も、高校では決して見ることのできないもの。非常に中身の濃い、貴重な一週間を過ごすことができました。さらに、SISでの「学び」(プレゼンテーション等)が大学においても十分通用することを肌で感じました。SISの学びは本物です。皆さんも臆せず、ぜひ科学研究FSに参加してみてくださいね。







SIS サマーキャンプ ポスター展示中

いよいよ秋学期が始まります。夏が遠ざかってしまう前に、熱く燃えたあのキャンプを振り返りませんか。現在、玄関ホールでキャンプのポスターを展示しています。がんばったあの日を思い出し、新たな一歩を踏み出してください。



ユネスコ主催 第2回全国高校教育模擬国連

8月6日・7日「ユネスコ主催第2回全国高校教育模擬国連」にSIS 11年生ギャザード・ケイトリンさん、森川稲穂さん、星悠太君、尾本旭広君が参加しました。議題は「国際安全保障の文脈における情報及び電気通信分野の進歩(サイバーセキュリティ)」。国連自体が解決策を巡って長年論争を続けている議題を全国から集まった204組の高校生が4議場に分かれ、テクノロジー問題の対策を議論しました。本校のギャザード・森川組はメキシコ大使、星・尾本組はフランス大使を務め、建設的な議論に貢献しました。

「ユネスコ主催高校教育模擬国連」は10年生から12年生が参加できる全国レベルの模擬国連です。議場によってレベルが分かれ、初心者向けの議場もあります。使用言語は主に日本語。事前審査はありません。全国レベルで自分の力を試してみたい方は、是非、来年夏、挑戦してください。(生徒活動センター 水口香)



第7回ハイスクール放射線サマークラス 最優秀賞

第7回ハイスクール放射線サマークラスは、放射線について生徒自らが調べ、科学的に考えたことを学校対抗で発表する大会。発表や他校の生徒との討論を通じ、最優秀校が決定されます。今年初出場し、橋本碧さんが発表・討論をしました。そして見事、最優秀賞を獲得しました。



橋本碧さんの研究は長期間にわたる膨大な計測データを丹念にまとめたものですが、当然ながらその中にはSGHでの取り組みも含まれています。出場校は8校でしたが、優秀なSSH校がそろう錚々たる顔ぶれ。

大阪府立生野高等学校、大阪府立泉北高等学校、関西学院千里国際高等部、京都光華高等学校、
京都府鴨沂高等学校、京都府立桃山高等学校、福井県立若狭高等学校、ルネサンス大阪高等学校
                            以上8校 ※50音順


その中での最優秀賞はそれだけハイレベルな内容であったことの証といえるでしょう。詳細なレポートは後日掲載される予定です。(http://www.housyasenten.com/report/

今後、この研究を受け継ぐ生徒がさらに発展していけるよう期待しています。
(リカ旅担当 河野光彦)